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2013.08.08 Thursday

小林紀晴写真展「山人の記憶 ―kemonomichi/yabu―」

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     八ヶ岳美術館では7月6日〜9月16日まで、企画展小林紀晴写真展「山人の記憶 ―kemonomichi/yabu―」を開催します。
    作品集『アジアン・ジャパニーズ』で鮮烈なデビューを飾り、各国を旅して作品発表を続けてきた写真家・小林紀晴は、近年自らの故郷である諏訪地域により深いまなざしを向けています。
    本展では、諏訪に古くから伝わる様々な祭りの場面を主な被写体とした新作「kemonomichi(けものみち)」を県内で初展示。また八ヶ岳周辺で撮影されたモノクロの新作「yabu」を初公開し、縄文の遥か昔から現在までこの地に連綿と繋がる命の姿と土地の記憶をご紹介するものです。気鋭の写真家が切り取った諏訪の姿は、作品の舞台である諏訪地域に住む人々にとっても新たな発見をもたらすことでしょう。
    また地域住民と子供達を対象に、地域の魅力を再発見するワークショップを開催します。土地に伝わる遠い記憶を探り、再び確かめることで、私たちに何が見えてくるでしょうか。本展が、それぞれの郷土がもつ長い歴史と、そこで営まれてきた人々の暮らしに思いを馳せる契機となれば幸いです。 

    展示内容、イベントについては続きをどうぞ。
     【展示作品について】
    1) kemonomichi(けものみち)
    新作「kemonomichi」は、全国にその名を知られる御柱祭など、諏訪の祭祀を主題とした作品群です。しかし、祭祀の場面の間を縫うように、土偶、石鏃や、若かりし頃の祖父の写真、身近な人々の日常が挿入されます。この地に連綿と続いてきた「人々の営み」の集成とも言えるこれらの作品は、自らの存在理由を訪ね歩く行為自体への深遠な問いかけなのかも知れません。今ここに自分が在ることの偶然性と必然性を同時に確かめるように、どこまでも広がり続ける「家系図の物語」が編まれていきます。写真集『KEMONOMICHI』に収録のカラー、モノクロ約40作品を展示します。

    2)yabu(藪)
     八ヶ岳周辺の荒れ地や枯れ枝の折り重なる風景。いずれも冬枯れの時期に撮影された本シリーズでは、モノクロームの細やかな階調で表現された影と光の静謐な世界が広がります。寒さの厳しい八ヶ岳山麓において、冬は生命が凍てついてしまったかのような、死を連想させる季節です。剥き出しにされた木々の枝や立ち枯れの雑草は、骨を連想させるほどある種の厳しさをたたえますが、同時に生き物の無骨なまでの荒々しさが表れています。八ヶ岳山麓と原村で撮影された新作である「yabu」シリーズ約20点を初公開します。

    【みどころ】
    本展は小林紀晴の故郷・諏訪地域における美術館では初となる展覧会です。奇祭としてその名を全国に知られる御柱祭や御頭祭、伝承行事の姿が独自に表現された作品群をお楽しみいただけます。
    また、本展ではワークショップによって地域の歴史と魅力を再発見する試みをしています。地域住民はもちろん、観光客の方々にとっても、諏訪地域の歴史や信仰、魅力について理解を深めていただく機会となることでしょう。


    【作家プロフィール】
    小林紀晴(こばやし きせい)
    1968年長野県茅野市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社勤務の後、アジア各国を旅し写真を撮る。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞受賞。2000-2002年渡米(N.Y)。 雑誌、広告写真等に携わる一方、『homeland』『SUWA』『KEMONOMICHI』などの写真集、『ASIAN JAPANEASE』『父の感触』『メモワール 写真家・古屋誠一との二〇年』などのノンフィクション、『十七歳』『昨日みたバスに乗って』などの小説執筆など、写真と文章による活動は多岐にわたる。2013年「遠くから来た舟」で第22回林忠彦賞受賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。




    【関連企画】
    ■トークイベント「諏訪を撮ること」 ※終了しました
    出演:高木こずえ・小林紀晴 
    小林紀晴さんと同じく、幼少時を諏訪で過ごした写真家・高木こずえさんをゲストに迎えてのトークセッション。諏訪の魅力、諏訪を撮ることについてお話いただきます。
    日時: 8月4日(日)14:00〜
    参加無料(入館料別途)

    ■ワークショップ「私が見つけた宝物」
    あなたの「大切な人」「大切な場所」「大切にしたいもの」いずれかをテーマにして撮った写真をご持参ください。小林紀晴さんによる自作解説とお話のあと、皆さんにお持ちいただいた写真を発表していただき、紀晴さんに講評していただきます。
    日時: 8月11日(日)14:00〜
    定員:20名(要申し込み)
    対象:小学校高学年〜一般
    参加費:大人800円、小中学生300円(入館料を含む)
    参加方法:電話またはメールでお申込みのうえ、写真データの入ったSDカード、USBメモリ等を前日までにご持参いただくか、メールでお送りください。提出していただいた作品データはプリントし、会期中館内に展示させていただきます。
    ※ワークショップ見学の場合は入館料のみでご参加いただけます。

    ■こどもと祖父母のためのワークショップ
    美術館の中にスタジオが出現!おじいちゃん/おばあちゃんとこどもで、一眼レフカメラを使ってお互いに写真を撮り合い、「写真」を通したコミュニケーションをしてみましょう。最後に小林紀晴さんにツーショット写真を撮ってもらえます。
    日時:9月8日(日)14:00〜(※9月7日(土)13:30〜から変更になりました)
    定員:10組(要予約)
    参加費:ひと組2,000円(入館料を含む)
    ※カメラ等の機材は美術館でご用意いたします。

    ■こんにちは!アーティスト#2 「小林紀晴と地域の魅力を発見しよう」
    八ヶ岳美術館で2012年から開始された博学連携プログラムの第2弾。写真家として第一線で活躍中の小林紀晴さんを講師に、原小学校の授業で、写真を使って自分たちの小学校の魅力を見つけるワークショップを行います。
    日時:7月19日(金)※詳細は八ヶ岳美術館までお問い合わせください。

    イベントのご予約・お問い合わせ:
    八ヶ岳美術館 tel:0266-74-2701 

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